あす、キュアコロナです。
さあ、今回はときめきメモリアルラーメンのコーナー。
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自称麺タリストを名乗っています。独身時代は仕事の傍ら北海道内のラーメン食べ歩きもしており、雑誌に載っているような北海道内のラーメン店は大方訪問しています。数年に亘り年間150~200杯くらいのご対麺歴があります。
目次
味噌、塩、醤油、そして・・・
札幌から国道36号線を千歳方面へロングドライブ。新千歳空港への分岐点を越えてややもすると、それはある。
味の大王とノストラダムスは辛口か。
かつて、こんな言葉があった。
「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」
これは、かの有名な五島勉氏著、『ノストラダムスの大予言』での一大オカルトブームとなったノストラダムスが予言したとされるワードであるが、実はノストラダムスの予言した期日よりももっと以前に大王は来ていたのだ!それも北海道に!!!!!
さあ、見たまえ。なんとも凛とした雰囲気で全てを受け止めうるその横長の暖簾。見るものを釘付けにするインパクトが絶大なそのシンボルマーク。これぞまさしく大王の風格である。味の大王公式サイトによれば、なんと1965年に北海道ラーメンのもう一つの勢力、味の大王をその発祥とする、当時老若男女すべての人に大人気だったカレーライスとラーメン、その二つを融合させた名付けてカレーラーメンが存在していたのである!
これには我々取材班も驚愕した。予言よりなんと34年も早いではないか!!というか『ノストラダムスの大予言』自体まだ出版されていないではないかっ!(『ノストラダムスの大予言』は1973年刊行)
一体どういう事だ!?五島勉氏!ご答弁をっ!
大王の恐怖。私達が知る前からそれはすでに存在していたのである。。。
カレーラーメンという独自路線。その歩み。
さあ、その発祥がものすごく古くていささか面食らってしまったカレーラーメン。しかしながら市民権を得るまでの道程は決して平坦ではなかったようだ。創業者は元々食堂を営み、そこでメニューの1つとしてカレーラーメンを作ったらしい。そのあたりは味の大王公式サイトにも記載があるので一度参照されたし。カレーとラーメン、どちらも人気のメニューだけに、これを合わせる事で両方のファンから批判が巻き起こったようだ。今で言う“アンチ”である。元々は甲子園の駒大苫小牧で有名な苫小牧市で創業したが、一度場所を変え、その後また苫小牧の地でカレーラーメンをメインメニューとして営業を続ける。長い年月を経て、ようやく地元の地で支持を得る事ができたのだという。
今回写真で出ているのは苫小牧の味の大王総本店であるが、実は味の大王には大きく分けて2つの系列があるのだ。
今回の①「味の大王総本店」の系列と、②「味の大王室蘭本店」、という系列である。どういうこっちゃねん。
元々の創業者が食堂を廃業し、別の土地で味の大王を開業した時のお弟子さんが開いたのが②「味の大王室蘭本店」だったのだ。
まあ「餃子の王将」と「大阪王将」みたいなもんなのではないかな。仲がいいのか悪いのかは知りませんけど。。。
ちなみに室蘭と苫小牧は隣町である。距離にして約70キロ。他にそれぞれFC店とかもあるようです。
味の大王。目指していたのは北海道第四の味
フリーメイソンカレー版。カリーメイソン。
という事でカレーラーメンは苫小牧、室蘭地方(胆振管内と呼ぶ。札幌-苫小牧70キロ、札幌-室蘭140キロ)の名物となっていったのでありま。そして、地域活性化を図るべく、室蘭カレーラーメンの会という組織も発足しています。北海道におけるラーメンの主要な味である、味噌、塩、醤油に続き、カレーを根付かせるのが目的のようです。
室蘭カレーラーメンの会は室蘭市のラーメン店を中心とした組織となっていますが、これは「味の大王室蘭本店」が中心となっているようです。調べてみると、どうやら苫小牧の「味の大王総本店」は加盟店にはなっていないようなんですな。室蘭カレーラーメンの会には室蘭市ではない隣の伊達市や登別市なんかのお店も加盟店になったりしていますからな。
む、どうやらこの2店、もしかしたらあんまり仲が良くないのかも知れませんね。。。。詳しくはわかりませんがね。
あのアイドルも絶賛。聖地となったカレー巡業。
また、かつて一世を風靡したアイドル(と言ったら失礼か、、、)、モーニング娘。にいたなっち(安倍なつみ)さんは室蘭出身の方で、メディアでカレーラーメンの話題をしたことがあったようで、「味の大王室蘭本店」がファンの聖地になったという話もあります。そういうのが本家はおもしろくなかったのかなぁ、、、とあくまで推測ですがね、推測。
そんなカレーラーメンですが、室蘭カレーラーメンの会の努力もあってか、やはり室蘭においてはカレーラーメンを出すお店が多くて定着化している印象です。苫小牧の方はというと、カレーラーメン出してる店、、、今回の「味の大王総本店」系列くらいなのかもしれません。ただ、どちらがどうという事ではなく、地域としてやはりカレーラーメンという売りがあるので、両者うまい事やってほしい、というのが本音。
味の大王。元祖カレーラーメン。その実力。
さあ、そして今回は冒頭の写真でも紹介させて頂いた、苫小牧市の「味の大王総本店」の元祖カレーラーメンを紹介する!
ときめきメモリアルラーメンなのでもちろん私も以前食しているわけなのだが、今回は我々取材班と言ったのにはワケがある。
実は協力者(=言わばスパイす)を送り込んでいたのだっ!カレーラーメンだけにスパイスが大事なのでね。そして万に一つもスッパイするわけにはいきませんのでね。ショッパイ試合にはしたくありませんのでね。
さあ、それではメモリアルラーメンと言いながら、最新の情報をお伝えしようではないか。以前のラーメン画像が見当たらなかったのでちょうどよかった。。。
これがメニュー!ごくごく普通の味も用意していますよ。味噌、塩、醤油、辛味噌。あと力を入れてるのは見て分かるとおりぎょうざ!!!
私はぎょうざは食べた事ないのですが、ちょっと興味をそそられてしまいます!!ちなみに苫小牧はほっき貝が特産品でありまして、ほっきカレーが有名な食堂があったり、ほっきを使ったメニューも結構売りの1つです!!ほっきよーい、残った。行者にんにくが入ったキトビロぎょうざってのも良さそうですが。。。ただ、どう考えても気になるのはエゾシカぎょうざ。。。
読んで字のごとく鹿肉が入ったぎょうざという事ですな。。。かくかくしかにく。エゾシカはエエゾー。昔鹿肉のジャーキーを食べた事ありますが、やったらめったらうまかった!酒のつまみにサイコーでした。しばらく常温で置いといたら腐っちゃったけど。。。
さあこんなメニューもありつつ、メインはやはり、
カレーラーメン!!おっと、こちらの本家の方ではおそらく元祖カレーラーメンというのが正式名称なのでしょう。とりあえず私が送り込んだスパイはこの元祖カレーラーメンを注文した模様。エゾシカぎょうざは頼まなかったのだろうか。。。
どうでもいいけどチーズカレーラーメンの写真がすごい事になっています。。。
朝ラー。。。すごい。。。私はちょっと朝からこれは厳しいかな。。。マー君は朝カレーは好きなはずですけどね。なんで知ってるかって??バーモントカレーのCMで言ってましたよ。こんなのもありましたという事で。
お待たせしました、これが元祖カレーラーメンです!!!見るだけでカレーのとろみが感じられます!!具材はねぎ、わかめ、もやし、チャーシューと割とシンプルめ。わかめってのが味噌ラーメンが土台の北海道って感じですかね。今時わかめ入ってるラーメンも少なくなりましたね。味の大王は昔からこのスタイルなのです。そしてどうやらエゾシカぎょうざは頼まなかったようですね。。。丼にもちゃんとでかでかとシンボルマークが現れていますよ。
そして食べるのちょいまち、という事でなんとエプロンが用意されていますっ!この気配り、さすがです、大王!!
やはりカレーですからね、けっこう飛び散りやすいでしょうからこのエプロンは外せませんね。これで心置きなくがっつけるというわけですよ。ここでもやはり“元祖”主張していますね~。やっぱり地元民は区別しているのでしょうかね。私は外部の人間なので、まあそれこそほんとに餃子の王将と大阪王将みたいに、あまりどっちがどっちでも気にしてないというか、、、
中太ちぢれ麺!たしか麺の種類を以前は選べたような。。。あ、それは大王の別店舗だったかもしれません。かなり麺にスープが絡んでるのがお分かりいただけますでしょうか!?ほどよくスパイスも効いてますが、わかめ、しゃきしゃきもやしもあってそんなに辛さは感じないかと。以前食べたときはスープはとろみがあるんだけど個人的には割とあっさりに感じましたね。もっともっと粘度あってどろどろ系でもいいよーって思ったので。そう、私はどろどろ系好き。てかライス必須でしょ!こりゃ!!
そういえばヤンキースのマー君も昔は駒大苫小牧にいましたね。。。とすると彼はやはりこのカレーラーメンも食べていたのでしょうか!?
まとめ
コロナ禍の強い味方。通販!!ご自宅でカレーラーメンを!!最後にリンクご紹介します。
↓2020年、コロナ禍の世界、あなたの家に大王がやってくる!!
麺タリスト
キュアコロナ