あす、キュアコロナです。
今回は、携帯の分割契約とローンの話。
20代男性
この前車をローンで買おうと契約したけど、審査通らなかった・・・特に思い当たる節もないけど。ただちょっと前に携帯料金払い忘れてて出張中に納付書来てたのをしばらく気づかなくて、あとでコンビニで払ったって事はあったな。。まさかそんなんでローン通らないの?
目次
携帯の分割契約と割賦販売法
携帯契約は販売奨励金契約スタイルから割賦分割契約スタイルへ
冒頭の例において、インタビューに答えてくれた彼は、携帯料金を払い忘れていて、後日納付書が来たがしばらく気づかず、その後支払った。そして車を購入しようとローンの審査に申し込んだが、通らなかった、と話している。一体そんな事が起こり得るのだろうか。結論を言ってしまえば起こり得る。ただこれは、彼が持っていた携帯が、分割契約で購入していた、という所がポイントになっている。昨今、携帯の端末はとてつもなく高額だ。10万円を超えるのもざらにある。私のような貧乏人にははっきり言って手が出ない。なので未だに4年も前のiPhone7を愛用しているのだ(Apple StoreでSIMフリーのやつをとりあえずクレカで買ってMVNOで契約。電話料金は月々2,000円くらい。。。)
まあ特に不便はないのでいいんですが。。。さて、どうして最近の携帯はこんなに高額になってしまったのだろう?と思いますね。まあ確かに今現在、携帯の主流はスマートフォンであり、一昔前いや今でもありますがガラケーと比べてもはや家電の一部のような扱いというか、電話ではなく小型のPCということですから、機能面を見てそもそもの値段設定が違うという事。
あとは料金システム、これは国の指針というか2000年代半ば頃までは、携帯キャリアでは【販売奨励金】というものが携帯販売において活用されていました。この【販売奨励金】を利用して端末代をガンガン値引きするわけです。
これは新規契約に利用されていた為に、機種変更の場合と比べて待遇に差がつきすぎた。同じキャリアを長年使っている人ほど損をする方式に対し総務省から物言いがつきます。そうして24回や48回などの割賦契約で分割購入するという現在の流れが出来上がったわけなのです。
なので、端末代が値引きされまくって販売されていた2000年代半ば頃までは携帯に関しては割賦販売法の規制対象となるような割賦契約は存在しなかった。する必要がなかった、と言える。割賦販売法がしゃしゃり出てくるのは孫正義率いるソフトバンクがボーダフォンを買収してからの事となる。
携帯分割契約の月々の料金は通信料だけではなかった。
その後大手キャリアそのすべてで主流となった携帯端末の割賦契約。携帯の端末代金を分割の割賦契約をする事により、毎月の通信料金などの支払い料金の中に、この端末代金も含まれる事となります。
私が買ったようなクレジットカードで分割したとか現金一括払いで購入した場合は端末代は月々の料金には含まれません。クレジットカード払いで分割するとしても、カード会社的には分割払いですが、携帯会社とローン契約を結んでいるわけではないので現金一括と扱いは変わりません。
仮に携帯会社の割賦契約の審査が通らなくてもクレジットカードが使えるならクレジットカードで分割で購入することは可能、という事です。もちろんクレジットカードの支払いが滞るとそちらの方でブラックとなってしまいますが、、、まああたりまえの話なんですがね、、、そしてこの割賦契約が何より曲者です。
この分割契約は個品割賦契約と呼ばれるもので、割賦販売法という商品代金やサービス代金の分割払いに関して規定している法律に基づいているものですが、いわゆるローンになります。自動車ローンやリフォームローンなんかと同じです。
まずここで、「え、そうだったの?」となったりします。私も当時は全然知りませんでした。今でこそ携帯の端末代の分割契約は割賦契約=ローンである、というのがだんだんと浸透してきているかもしれませんが、やはり昔のイメージもあり、いくら携帯の分割払いといっても、住宅、自動車、家電とは違う、今の時代もはや個々人が持っていて当たり前のモノ(小学生くらいからでしょうか)ですから。
気にするのは月々のプランや電話代の事であり、このような状況であれば、自身でローンを組んで買った、という意識は薄くなってしまうのかもしれません。そこがまず落とし穴です。
キュアコロナ危機一髪!
誰にでも失敗はあるものです。当然、私も。。昔、私は携帯料金未納の常習犯でした。(といっても最終的にはちゃんと払っていましたが)理由は特にないのですが口座振替にはしておらず、毎月納付書で支払うスタイル。支払うだけのお金がなかったわけではないけど、単に払いに行くのがちょっと面倒だったり(じゃあ口振にしろよと)、手持ちのお金を減らしたくないな~とかそんなくだらない理由でした。
料金を支払わないでいると案の定督促状が来るわけです。そこには支払期日が記載されており、支払いがなければ回線利用停止!の文字が。。。私の反応は、とりあえずその日までは使えるからいいや。そして支払期日あたりまで寝かせておくんですね。さっさと払えばいいものを。支払期日頃にはそんな事忘れているわけです。大体回線止められる時は朝方が多かった。7時前後とか。日中の時もあったけど。気になる女の子とメールをしていたら、突如として携帯が使えなくなる!!おい!どうなってんだ!(どうなってんだ!じゃない)あわててコンビニへ支払いにいくキュアコロナであった。。。
そしてどこのコンビニで払えば早く回線が復活するのか、みたいな事も検証したりしました。ローソンは結構早かったな。。レジで支払って30秒で復活した事もある。セブンもまあまあ。サンクス、ファミマは5分以上かかることも。圧倒的に遅かったのが、我等が北海道のコンビニである、セイコーマート。たまたまだったのかもしれんけど間違いなく10分以上はかかっていた。
がんばれよ、セイコーマート。じゃなくて携帯代はきちんと払いましょう。という話さ。
割賦契約をした携帯料金の支払いとローンの関係性
たかがケータイ、されどケータイ。
さて、携帯を割賦契約で購入、端末代分割の料金は毎月の通信料などと一緒に口座引き落とし、というのはもはやごくありふれた日常のワンシーンですね。そしてうっかり残高足りなくて引き落としできなかった、、、こんなのもよくある話。
払おうと思ったけど来月の給料日まで余裕がなかった、、、あ、予想外の税金支払いの督促が、、、!そしてついに回線止められそうな雰囲気、、、こんな流れもよくあるのではないでしょうか。。さすがに回線止められるまで引っ張るのはなかなかないかもしれませんが、一歩手前くらいまでは他の支払いを優先させる方も多いのではないでしょうか。
確かに他に逼迫してる支払いがあるのなら、携帯くらいちょっとあとでいいや、という風になりかねません。携帯代の10,000円前後くらいなら、後回しにしてしまいがちです。
しかし、ここで後回しにしてしまっている人は、落とし穴にすでに落ちています。携帯の分割契約はローンなので、個人の属性情報はもちろん、金額や支払い回数などの大まかな契約内容や毎月の支払い状況などが、ローン会社やカード会社、金融機関などが会員となっている共通の信用情報機関へデータが登録されることになっています。
これがローンの特徴でもあり、時に弊害にもなってしまいます。どういう事かと言うと、生活の中で販売店から何かしらの商品を買ったり、サービスに申し込むという時にローンを申し込んで購入する場合、ローン会社においてローン審査がなされますが、個人の信用情報をこの信用情報機関に照会する事になります。
この情報を元に審査をしますので、実績があるとローンの審査自体もスピーディーにできますし、審査に通りやすくもなります。なので、その逆もまた然り。。。
何かよくない情報(未入金、遅延、延滞情報)があったりすると審査に悪影響を及ぼすこととなります。それが携帯の場合でも、容赦なしです。
仮に延滞して携帯を強制解約などになってしまうと、信用情報に異動情報が記載されます。要はブラックですね。携帯が原因でブラックリストに載ってしまう事になります。そうなると、例え支払いが完了しても、最低5年間はその情報は記録されているので、新たにローンを組もうとしても、基本的に審査に通る事はありません。基本的にというのは、何にでも例外というものはあるからです。ただ、非常に難しいのは間違いないので、携帯だからといって油断をしないようにしましょう。
支払い遅れてしまった、、でもローン申し込みしたい、、、解決策は!?
冒頭のような男性のケースの場合、携帯以外にはきちんと支払い関係はしていそうですね。ではローンを通す方法はあるのでしょうか!?
おそらくこのようなまだ傷が浅そうなケースの場合や、フラれた時もそうですが、時間が解決してくれます。。。まずは一旦遅れている分の支払いをきちんとする事。それが終わったら、次月分はきちんと約定通り(引き落としであれば引き落とし)に支払いを完了する事。これができてからさらに1ヶ月以上は期間を開けた上で、再度ローンの申し込みをすると、うまくいく可能性もあります。
一度未入金の記録は残っていますが、その後正常支払いとなった記録も出てくるので、ああ、うっかりミスだったんだな、と審査側にアピールすることができます。ただこれがあまりにも多かったりすると結局信用という実績が積み上がったとは言えず、逆にマイナスに見られてしまいます。
支払い完了後にあまり早くにローン申し込みしすぎるのもダメです。信用情報機関にまだ正常支払いに復帰したという情報が記載されていない可能性があり、そうなると現在進行形で未入金となっている、という風に見られてしまいます。
CICという信用情報機関で言えば、タイミング的には月の中旬を過ぎるとおそらく信用情報の更新がなされるはずなので、下旬から月末あたりだと情報がすでに記録されているのではないでしょうか。
まとめ
という事で、今回の携帯分割契約=個品割賦契約=ローンのまとめ。
まとめ
- 携帯が高い理由は、ガラケー、スマホの違い、機能面もさることながら、以前のような販売奨励金を使った端末の大幅値引きはがあまりなく、割賦契約が主流の為である。
- 携帯を割賦契約で購入すると、毎月の携帯代金には通信料のほかに端末代金も含まれ、ローン契約を結んでいる事になる。
- 割賦契約で購入した携帯の支払いが滞ってしまうと、個人信用情報機関に情報が登録されてしまう!
- 正常に支払いをしていないと、他でローンを利用しようとした際に思わぬ障害となってしまう可能性が高い。
- もし遅れてしまった場合は速やかに支払いを完了し、翌月以降はきちんと約定通りに支払いをする事。
- 少し期間をあければ、正常復帰した情報も信用情報機関に登録されるので、ローン審査が通る可能性も出てくる。
- 回線が止まってからコンビニで支払いをしたら、大手はやっぱり回線復活も早かった。気がする。
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