あす、キュアコロナです。
今回は保険に関してちょっとした節約術をお伝えする。
家計の節約で保険とか色々見直ししていたけど、もう節約できそうなところがないわ。。。知り合いが火災保険の更新で見直しして安くなったって言ってたけど、うちは賃貸だし、、、もういやよこんな貧乏生活。。。
この記事でお伝えする内容
☆賃貸物件の火災保険料をあっという間に安くする節約術。
☆賃貸物件の火災保険料を安くする為に、いつもの2年更新はせず、自分で加入する!と連絡。
☆連絡は賃貸契約時の不動産業者へ相談の事。自分で加入はNG!と言われてしまう可能性もあります。
☆保険代理店等で火災保険の見積もりをする。家財保険金額を調整。最低ラインまで下げる。今までの半額以下になる場合も!!
☆保険契約し、保険証書や付保証明を不動産業者等経由で大家さんへ。
こんな方におすすめ
- 現在賃貸物件に住んでいて火災保険の保険料を節約したい方。
- 家計費の見直しで何かしら節約したい。なおかつ現在賃貸物件に住んでいる。
- これから賃貸物件に引越しだ!という方。
- ダンナの稼ぎが少なくて生活が苦しい。。。という方
この記事の信頼性
【損害保険プランナー】を取得しています
キュアコロナ
保険業界経験者で損害保険、生命保険に携わっていました。保険会社本体、保険代理店等で自動車保険、火災保険、賠償保険、生命保険等の営業経験あり。損保分野では損害保険大学課程と言われる損害保険協会の業界資格である【損害保険プランナー】の称号、生保分野では生命保険協会の業界資格である【シニア・ライフコンサルタント】の称号取得。どれくらいすごいのかはわかりませんが。一夜漬けでは難しいのは確かです。
目次
賃貸物件の火災保険
賃貸物件の火災保険は家財保険。
さて、冒頭で述べたように賃貸物件にも火災保険はもちろんある。賃貸なのでもちろん物件それ自体については所有者である大家さんの物になるので、例えばアパート1棟を対象として火災保険をかけるとするならば、契約者はもちろん大家さんになるだろう。では居住者が契約者となる火災保険は、一体何を対象とするのだろうか。
居住者が契約者となる賃貸物件での火災保険の対象とは、ズバリ、【家財道具】である。居住スペースにある家電、家具、その他大小様々な物が【家財道具】として保険の対象となるのだ。
なので、もし火災が発生して建物や家財に損害が発生した場合は、建物の損害については大家さんの加入している火災保険、家財道具の損害については居住者の加入している火災保険で対応する事になるのが基本だろう。
現在賃貸物件に住んでいる人は幾分ご存知かとは思うが。でも普段あまり意識する事もないかもしれない。大方賃貸契約の更新時等に火災保険の更新もしたりする形ではないだろうか。
そしてそこでは特になんの説明もなく署名と印鑑で終わり、といったところだろう。これが悪いわけではない。むしろ普通の事だと思う。ただ、物事を少し注意深く見てみるといいのかもしれない。
賃貸物件の火災保険と大家さんへの賠償保険
さて、賃貸物件における火災保険の対象となるものは【家財道具】であるということはお伝えしたが、いや、そんな家財道具に火災保険なんてかけなくていいし、、、そんな高価なもの持ってないし、、、という事を言う人もいるはずだ。私もそうだ。個人的には家財道具にかける必要なんてないと思っている。あくまで個人的に。
自分が営業をやっていた時は、火災保険の更新手続き等もよくやっていたので色々なお宅にお邪魔していたものだ。そして家財の金額の話になったらやはりできるだけ高い金額の設定をすすめようとしていたが。実際に火事になったりしたら、一からそろえるとなると、結構な金額にはなるかもしれませんよ、と。まあ確かにそうなんですよ。
実際火事になってしまったら、仮に燃えないとしたって、消防車の水で多分全部やられますから。家電はもちろん家具その他の物もおそらく以後は使い物にならないでしょう。なのである程度の金額で保険をかけるのはいいと思います。でも別にすべてのものを新品で新たに新調する必要はない、という事です。
そして賃貸の火災保険が【家財道具】が対象なら、そもそもなんで家を借りるときに契約しなきゃならないのか?という疑問が沸いてくると思います。【家財道具】なんて大家さんに関係ないじゃん?と思いませんか?そうです、関係ありません。
関係あるのは、借主の大家さんに対する賠償責任についての問題です。賠償責任とは早い話が相手の物を壊して弁償しなきゃならないとかそういった話です。実は賃貸用の火災保険には、借主の大家さんに対する賠償保険についての特約が必ずと言っていいほど入っています。これを【借家人賠償責任】特約といいます。
特約とはオプションだと思ってください。そしてこの特約をつけなければ、賃貸で火災保険をかける意味がないのです。んー、一種の抱き合わせ販売??
ともあれ、賃貸契約には【原状回復義務】という、借主が退去する時に物件の状態を回復させる義務があります。これができないと大家さんに対しての賠償責任が問われてしまう事になります。この【借家人賠償責任】特約によって、借主が大家さんに対しての賠償リスクに備える事ができるのと、大家さんにしてみれば、何かあったときでも【借家人賠償責任】特約で補償されるという安心感があるわけなのです。でなければおちおち賃貸する事もできないでしょう。
賃貸物件の火災保険。節約の仕方。
賃貸物件火災保険の節約の流れ
では、実際に賃貸物件の火災保険の保険料を安くする為に何が必要かというところです。冒頭にも述べましたが簡単な流れをまとめてみます。そして今回の記事はあくまでも保険料を安くする事のみを前提としていますので、本来保険金額の設定はご自身の家財に見合った形で設定するのがよいです。
火災保険料を安くする為には
- 賃貸契約をした不動産業者経由で大家さんへ連絡し、火災保険自己加入したい旨を伝えて承諾を取り付ける。
- 保険会社、保険代理店を通じ、賃貸用の火災保険の見積もり等をとる。
- 家財保険金額は最低ラインで(例えば10万円)。借家人賠償責任特約は2,000万~3,000万あればOK。修理費用特約も合わせてつける。
- 契約完了後、保険証書または保険付保証明を不動産業者経由等で大家さんへ。
これが賃貸物件の火災保険料を安くあげる為の方法となります。実際やってみると非常に簡単です。とりあえずは賃貸契約時の不動産業者に相談してみるのが良いでしょう。
家計の節約したい!
30代主婦
まずは物件契約時の不動産業者に聞いてみるのがよさそうね!それで火災保険自己加入OKなら実際に保険の見積もりを頼むのね。家財保険金額は最低額で、、、と。
賃貸物件の火災保険は少額短期保険。
賃貸物件の火災保険の場合、その多くが少額短期保険と言われる、少額の保険専門の保険会社の火災保険となっている場合が多いです。
基本的に少額短期保険会社は保険コースとしていくつかパターン化されているだけなので、細かな保険設計をすることができません。保険料も一律となっている為に余計多く保険料をとられる羽目になります。
なので、まずは火災保険を自身で加入する事についての承諾を得てください。これが得られなければ残念ながら保険料の節約はできません。そして、これから引越しをするという方がいたら、賃貸契約を結ぶタイミングでこの話を不動産業者の方へ言ってみてください。絶対ダメな物件等じゃなければ簡単にOK出すはずです。
不動産業者自体がその物件の火災保険の保険代理店をやっている、というケースもなきにしもですが、賃貸契約が最重要なわけなので、火災保険は別に不動産業者はどこで入ろうが気にしません。【借家人賠償責任】特約さえ付いていれば不動産業者の立場としてOKなのです。
うまくOKがもらえたら、次に保険代理店等を通じて火災保険の契約を結びます。もし自動車を持っているのなら自動車保険の加入先の代理店などに相談するのも良いでしょう。自動車保険を扱っている代理店は同じ損害保険である火災保険も取り扱っていますよ。
そうして見積もりを作ってもらったうえで、現在の保険の満期に合わせ契約を行ってください。
その後【借家人賠償責任】特約に入っているという事を証明する為に保険の証券、もしくは保険の付保証明をもらって提出して下さい。それで完了となります。
賃貸物件の火災保険。節約事例。
では実際に例として保険契約内容のエビデンスをご覧頂こう。今回は大手保険会社である損保ジャパンの火災保険商品での契約である。
保険期間は2年間で設定しました。期間を長くして一括払いにすると、その分お安く出来ます。
だからといって10年とかで設定する人はいないと思いますが、、、でも何かの事情で解約をする事になったとしても、きちんとお金は戻ってきますのでご安心を。そして黒塗りばかりでどこぞのマスクみたいですね。申し訳。
賃貸物件なので保険の対象は【家財】です。見ていくと保険金額という項目がありますね。
【10万円】の保険金額となっています。まあ最低ラインでしょうね。
はい、借家人賠償責任特約は3,000万円で設定されています。修理費用特約は100万円となっています。
修理費用特約って?
修理費用特約というのは、借主が、大家さんとの賃貸契約に基づいて行った修理費用に対して支払われるものです。自然災害や破壊行為等で自身の住宅を直した際に発生する費用です。
例えば空き巣に入られた際にドアを壊され、これを直した場合など。借家人賠償責任特約との違いは、その名の通り、法律上の賠償の責任が借主に発生するかどうかという所です。
借主の過失による失火など、法律上の賠償責任が発生するものは借家人賠償責任特約が適用となります。
はい、今回の保険料ですが、保険期間2年で家財保険金額10万円、借家人賠償責任特約3,000万、修理費用特約100万円で10,030円となりました。これが通常の少額短期保険のプランとかだと20,000円前後になりますので、おおよそ半額!!!
お得になりました!!!10,000円が浮いたので、800円のラーメンを12杯くらい食べる事ができます!!!
では、以下は全体画面のコピーとなります。
賃貸物件の火災保険節約術。まとめ。
さあ、いかがだったろうか。最後にもう一度今回の賃貸物件の火災保険の保険料節約に関してポイントのおさらい。
賃貸物件の火災保険料節約まとめ
- まずは賃貸契約をした不動産業者へ火災保険自己加入したい旨を伝えて承諾を取り付ける。
- 承諾を取り付けたら、保険会社、保険代理店を通じ、賃貸用の火災保険の見積もり等をとる。(少額短期保険会社ではなく、東京海上、損保ジャパンなどの大手保険会社で)
- 家財保険金額は最低ラインで設定する(例えば10万円)。借家人賠償責任特約は2,000万~3,000万あればOK。賃貸契約に基づいて負担する修理が発生する場合に備えて修理費用特約も合わせてつけること。
- 保険期間は現在の保険期間の満期に合わせ(二重にしても補償は1つ)、できるだけ長期で設定するとその分割引率も高くなる。(解約時は未経過分は戻ってくる)
- 契約完了後、保険証書または保険付保証明を不動産業者経由等で大家さんへ提出。
- 節約完了!!
家計の節約したい!
30代主婦